10月19日(水)に建築会館で
平成28年度 全国仮設安全大会と
日本建設職人社会振興連盟大会が
行われました。
本日はその様子をご紹介致します。
全国仮設安全大会・日本建設職人社会振興連盟大会とは・・・
建設現場で足場にかかわる各界の事業者で結成されている、
全国仮設安全事業協同組合が開催しています。
この大会では、式典及び特別講演の他、
組合員による機材展示・安全点検と
墜落実験が行われます。
建築会館イベント会場には、
「より安全な措置」の足場体感コーナーがあり、
各社の手すり先行工法の足場の紹介や、
墜落実験などが行われていました。
また、安全帯や仮囲いなども展示されていました。
建枠組立て解体時に、何もない最上部から
2.6メートル墜落した場合、
たとえ安全帯を使用していたとしても、
建枠等への安全帯取付位置によっては
人体に及ぼす衝撃荷重は、
1,200キログラムに及ぶそうです。
万が一の墜落・転落事故の対策は、
足場の安全環境充実が何よりポイントとなります。
当社が取り扱っております、
アサヒ産業㈱様のミレニュームです。
ミレニュームは先行手摺と2段手摺の機能があり、
極めて安全性の高いシステム足場です。
組立時、常に一層上の作業床の取付け前に
先行手摺筋違を取付けます。
解体時は逆手順で安全に作業が行えます。
また、手すり位置から上の空間は遮るものがなく、
各職人の作業効率が大幅にアップします。
そのため、安全性・経済性・作業性に優れ、
全国で5,000現場以上の施工実績があります。
式典は、恒例となったオープニングソング
「三百六十五歩のマーチ」の合唱から始まりました。
杉山大会実行委員長による、力強い開会宣言です。
挨拶をされる小野理事長です。
「今日で17回目の安全大会となります。
国会議員連盟には、330名以上の先生が
私たちの応援にまわっています。
是非私たちは何としてでも今日を記念日と捉えて、
建設職人基本法の制定を
政府と国会の先生方にお願いしたいわけであります」
と熱く語られていました。
その後、青年部の皆様による
「‘‘建設職人基本法”早期制定お願いの決議」の制定を
期す決議が行われました。
建設業の現状を改革するために
建設職人の安全・健康の確保など、
労務環境の改善や処遇の向上を図る
「建設職人基本法」を議員立法により制定することが
不可欠であり、これにより建設職人社会を
‘‘若者が誇りを持てる希望に満ちた明るい未来ある社会”の
創生へと導くことになることを強く訴え、
会場からは賛同の声が多数上がりました。
今回の安全大会では、日本建設職人社会振興議員連盟に
所属する、多くの国会議員の先生がお見えになりました。
なんと、安倍内閣総理大臣や
経団連の久保田事務総長からのメッセージも
読み上げられました。
衆議院議員の平沢先生は、
「年間工事現場で300人以上の方が亡くなられており、
墜落・転落では100人以上、そして足場からは昨年
27人の方が亡くなられています。
これは大問題です。
しかし工事現場で亡くなられても、ニュースになることは
ほぼありません。
これは、今まであまりにも無関心すぎた
政治家の責任も大きいです。
国民の生命・安全を守る事、私たちはこれからもしっかり
この問題に取り組んでいかなければなりません。
全力で国政の場で頑張らせていただくことを
お約束申し上げます。」
と挨拶されました。
これからも墜落事故ゼロを目指して、
建設職人の皆様が安全に活躍できるよう、取り組んでまいります!